毎年、咲けば、写真を撮りまくる。咲いていない時はほとんど撮った事がなかった。
昨日、川辺を歩いて見上げた桜の木は、まだこんな感じだった。
撮るつもりはなかった。当初。
だが、長い冬の寒さを疑問に思ったり、春が来ないかなあと待ちこがれる気持ちは人間ばかりではないのだと、昨日はまだ堅いつぼみを見た時に思えた。一緒だ、この木。
最初に咲く花には注目が集まる。ニュースになる。
一番最後に咲く花や、最後まで散らない花にも、今年は気持ちを向けてみようか。
私が桜だったら、きっと後の方で紛れて咲いて、その他大勢で散ってる類いだろう。
ああ、桜ごときにこんなに考えさせられる。やっぱり日本人に生まれて、ええい。悔しいよう〜嬉しいよう〜