結論は、「new」と「old」と「その間」を考えること。
昼間には、子どもたちのためのインプロ公演を見、夜は、ワークショップ参加者も含めたダンスインプロ公演を連続して見た。
昼間、客として会場に来ていた「new」な人々、つまり子どもたちは、本当に気ままに自由に舞台上に出現し、パフォーマーの誘導にもほんの少しだけの遠慮を向けただけで、ほぼ気持ちの赴くままに行動していた。その存在は、大人には不可能な超意識(?:この言葉の正確な意味をあまり知りませんが)に乗っ取られている。超、羨ましい。
夜は、ワークショップ参加者と、そのリーダー(講師)と、ゲストたちの所謂大人のインプロパフォーマンス。
パフォーマーは、概ね、「old」と「それ以前」に分けられる。「old」と言っても、高齢者、ではなく、経験の豊富な人という意味で。まあ、実年齢はアラフォーって言うか、広い範囲のアラフォー。「それ以前」は、昼間の「new」達より、断然年上だが「若い」に入る人たちだろうか。
人間を含め、おそらく全ての物の基準は、新しいものと、古いものに価値が置かれる。それには理由がある。(ここでは割愛)そして、「その間」は、時間が司る次元においては、中途半端で価値が低い。それには理由がある。(ここでは割愛)
ダンス・インプロビゼーション・パフォーマンスの場合、「その間」の世代に、私は大いに期待しつつ、大いに勉強して欲しい、と感じる。ダンステクニックだけでは事足りないインプロパフォーマンスの世界は、人間の成長(老化とか、加齢とか、エイジング)を優しく受け入れてくれるジャンルだと思いたい。人生に何度かの挫折を味わった後に出来る表現の世界は、成功体験だけで生きている世代にはまだまだ出し得ないものがある。
私はこれからも、たっぷりと、挫折や、失望やあがきを浴びていくはず。それは、実は、実に、良い事。
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