2010年8月26日木曜日

レイ!!!


ECITEが終了して、70名ほどの舞友とも徐々に別れ、日本人二人は現在フィンランドからソウルへの旅の途中。間もなく、また別のプロジェクトに突入する。

いろいろ考え、ある意味、久々に悩んだ。
「人間」、人の間にいることの素晴らしさと難しさ。自分の場合、20代後半くらいまでは、自分のパーソナリティーの確立に悩む時間が多かった。そして今、まだまだおばはんの貫禄が身に付いていないので、ひょろひょろする事がある。それでも、面の皮は厚くなりつつあり、それほど「自分とは何ぞや・・・」的に悩まなくはなっている。
今回の人の集まり(ECITE)では、自分自身を自分から決めていくよりも、周りが自分を確立してくれる事も多くあり、「あ〜、そうですよね、私ってこうなんですね」と感謝に至る。それは、各国の人々が集まり、あーだこーだと物事を進めて行く時に必要な要素でもあると感じた。だが、それで良いのか。
を宿題にして、そろそろ頭をアジアに切り替えて行こうと思う。


その前に、このフィンランドでやはり一番強く思った事。

タイトルの「レイ!」
このおっさん、流石、の一言。
ジャムで最終日にやっとお手合わせ出来た。
予測の付かなさ度合いは、ぴか一で、様々なパターンを覆してくれる。それは今回、コンタクト・インプロについて自分が突き当たった疑問や違和感をおおいに払拭してくれた。
しかも、明るくよく笑っている。
するすると静かに動いている。
8歳のフィリックスの良いお父さんをしている。
スウェーデン人の奥さん、カテリーナと仲良く幸せそうである。

沙漠の中のオアシス、とまでは言わないけれど、ほっとする存在。
ちょうど、会場に横たわる大きな湖のように、静かで超軟らかい水がいつまでもいつまでも動き続けている感じ。

レイ・チャンと、セバスチャンのデュオを見た。
セバスチャンとは、アルゼンチン人でスペイン在住、これまたおっさんの代表で、
日本人の間では「カトちゃん」として通用する。(あ、ちなみに、レイは、「いけのめだか」に見える事があるよね)
こちらも、私たちの予測を裏切り続けてくれて愉快。存在が漫画。
で、この二人のデュオは、若いインプロバイザーでは捨てきれない二枚目的なテクニックを、すっかり飛び越えて、かっこわるいことをスーパーかっこいいことに仕上げてしまう。もう最高なデュオでした。
見たいでしょ。
ビデオ撮りました。いつかね。


現在、ミュンヘン空港。お腹をすかせたしょうちゃんがクレープを手にニコニコ戻ってきました。美味しいものにありつく能力も人一倍な事を、この旅でも発揮してます。流石。

という間に、ソウルまで来ました。
だいぶ地球を回ってきた。ここでまた10日間のインプロイベント。気持ちをキムチで引き締めますっ!!

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