2009年9月21日月曜日

ナレポン、インプロ、フォトコンペ・・・

9月は、こんな月だった。
と、まだ十日程残しているけれど、早々締めたい気分。

月頭に、インプロのパフォーマンスをした。
3回公演という難しい条件ではあるが、
楽しいメンバー、頼もしいスタッフ、踊りやすいスペース
何にも文句の付けどころがない。

付けるなら、私の気の弱さか。な、まな板の上でやってみたら、
反省や悔いは残りつつも、まずまず気持ちよく終わった。

終わってから、いただいたDVDを見なおしたら、
やっとミュージシャンたちの音が耳に入って来た。
あまりに自然に演奏してくれているので、
本番中は、呼吸をするかのように、無意識に耳に届いていて、
何の楽器でどんな音だったやら、皆目、聞こえていなかった。
珍しい現象です、と言い訳というか、讃辞を述べてごまかす。


ナレポンが来た。
ナレポンとは、オーストラリア在住のタイ人ダンサー。
ひょんな事から、しょうちゃんと私を探し出し(見ず知らず)、
日本に行くから、コラボレートしない??とメールして来た。
一応、受け入れ先として書類を書いたりした・・・。
お能の勉強を京都でしばらくして、
コンテンポラリーダンスを東京で3週間する、とのこと。
一か八か、で承諾し、ついに、9月頭、ナレポン、東京に上陸。
合計5回ほどリハーサルをした。
「仏教」とか、「間」とかにピンと来るらしい、いかにも日本好き。
今日はその最終日。
前半はほとんど、漢字の勉強と、気功のエクササイズにあて、
後半は設定のあるインプロをしてビデオに撮って感想を述べ合っておしまい。

特に、彼女にスペシャルなものを感じなかったが、ちょうど良い存在をしてくれる。
嫌なものを持ち込まない。
今日は、その最小限でいることに、非常に感謝した。てんこ盛りのダンスや作品が氾濫する中で、多くの人が自分を見失って、やたら大声で叫ばなければ、と駆り立てられている。今日は、その風潮や大騒ぎから、1ブロックも2ブロックも離れた所で、静かにしていられる。静かで、地味で、素朴で、穏やかで、それが十分である、という気持ちでダンスをする。あなたと強い意識で繋がってますよ〜と大声を出さなくても、あなたのやってる事は十分尊重してますから、大丈夫ですよ〜、な気持ちで好きな事をしていられる作品。3人が3人、独立しながら、主張しすぎず、相手を無視する訳ではなく、ケアする事もない。
それでいて、流れができて、終わりがある。(始まりは、ビデオを回し始めるってのだけど)
緩いのに、何かが強い。心地良い充実感である。

コラボレーションは5時過ぎに終了。ナレポンは原宿の路上ダンサーたちを撮影に行くと、出かけていった。驚くほど猫背でいそいそと。不思議な人だった。なんだか有り難う。

本日の私、「野望」と「素朴さ」を併せ持つ、を目標に。。。。


写真は、9月のテーマ「お家を撮る」コンペです。
すべて、うちの一部です。さあどこでしょう?





いいちこ、昔から良い銘柄だと思っている)

2009年9月11日金曜日

Tama Zooコース

地域密着型アーティスを目指して、行ってきました、うちからモノレールで二駅の多摩動物公園。晴天に恵まれ、起伏に富んだ敷地をてくてく。秋風と、早くも金木犀の香りなど嗅ぎながら3時間。見応え十分。
写真で綴る本日の遠足、スタート!

今日のいち押しは、これ。
私の分身。なんか、恥ずかしい特徴。
確かに、首はよく回すさ。

最近のカメラ、寄れる寄れる、ダチョウの胸肉あたり。


ナイスキャッチの瞬間、と言いたいが多分ハズしたペリカン。


立ち上がった後、吐いてた。吐くまで立つのか???


こっちは無理強い。どこの社会にも、こんなオスがおるのね。
いやん、やめて、人が見てる・・・

で、憂う長老。
んがっ。

水牛温泉 ♨
のんびり〜

で、私も♨「お風呂の王様」多摩百草店に。向かう途中の秋の夕空。


絵に描いた本物の餅のような身に余る幸福感。(完)

2009年9月6日日曜日

「4」

「4」に、出演中です。
神楽坂セッションハウスにての、パフォーマンスです。
明日(6日)までやってます。
まだ予定が空いている方々は、是非、お越し下さい。
20分という時間が、それぞれのアーティストの世界を、ぎゅうううううううっ!と濃厚に短縮させ、4作品どれも、味が濃いのが魅力のプログラムです。

その中で、一番、薄味、つまり素材の味を尊重したのが、鹿島聖子のインプロ作品。勿論、私、これに出ています。私たちダンサーや、ミュージシャンそれぞれが、自由意志を尊重してもらっての、グループインプロ。ダンサー冥利に尽きます。尚かつ、お客様や、スタッフ(照明も音響も舞監も補佐も)とのコラボですから、あなたがいらっしゃると、作品も、変化します。微妙にね。

「そこにいた全ての人に、幸せのエネルギーを届けましょう」
なんて、口が曲がっても恥ずかしくて言えないような言葉を、最近、聞きました。そしてダンサーとして、それを目標に持つようにと、お達しがありました。
あまりに、直球過ぎて忘れがちですが、なんでもあり!の現代においては、実は、最も無くてはならない基本中の基本かと思います。この事を、これから舞台がある限り、考えて行こうと思います。なので、まず、わたくし自身が幸せにならせていただきます。(勝手にどうぞ、ですよね)
今日の差し入れスウィーツをこれから頂きますわはは。

明日、神楽坂セッションハウス(新宿区矢来町158)にて、お待ちしています。
3時からと7時からの2回。
3,000円(予約)、3,500円(当日)です。

2009年9月3日木曜日

おばいけの味噌汁

と、聞いて、「おお!」と唸る人は、
「おたく、関西?」

大阪を飛び出してから偶然出くわす事は皆無だった、
この「おばいけの味噌汁」。
おばいけ、=さらしクジラにお目にかかる事も、今では難しくなった。

本日、本当に久しぶりに作って、食べた。
なんと懐かしい風味。
味以前で以後の、風味のレベルに訴えかける、
この口の奥の鼻との間で起きるなんともはかない現象。
そう言えば、大好物だったし。

勿論、そのまま酢みそを付けて食べるも良し。
しかし、熱い味噌汁の中で溶けてしまうまでに急いですする、この食べ方は、
刹那的で一刻の猶予も許さず、真剣に向き合える。おばいけに。
「おお!」

味噌汁、写真がないのね〜とお気づきのあなた。
当たり前です、撮ってる暇に、とけてしもたらあかんわいっ!

懐かしさで言えば、もひとつ。
先日、江東区森下駅前で、自転車のお相撲さんにすれちがったら、
思いきり、天花粉、ベビーパウダー、シッカロールの香りがした。
なんだか、超・嬉しかった。

やはり、鼻って、持つべき器官。

2009年9月1日火曜日

やめると、はじまる

いや、正確には、
辞めると始める、
だ。

昨年から今年にかけて、「やめる」をいくつか決断した。
それは、終わりではなく、何かの始まりになりうる事を、実感するこの9月。

まるで、
「お金はね、使わないと入ってこないのよ」と
のたまっていた某大学某教授の言葉のように、
negative転じて positive。マイナスはプラスへ。

お金も、ポジションも、店子(貸家を引き払いました)も、
全て、コマを動かす(流通)ってことが、社会の仕組み。
望むらくは、仕組みの中でスパイラル的に自分の人生が少しずつ、
上昇している事なのだが。。。