2009年12月2日水曜日

満月

今日は満月。と、昇る月を見て知った。

月の方から、伝えてくれるのか、偶然、目を向けた所に、
現われている。かのように思う。(思い上がり甚だしく・・・)


街灯と、張り合うのか仲良しなのか?


丸いものには、心が和む。

こんなに寄って撮れるとは思わなかった。
カメラに気持ちが追いつかなかったので、
ある意味、無心で撮れたのかも。

12月にしては、穏やかな1日。

今朝は、バスの中で目を落としている無地のノートが、
日の光を浴びて美しく感じた。
優しい陰影のグラデーションと、ややくたびれた紙の凹凸に当たる光が、
微妙に乱射して、何故か、無性に、  愛おしい。
裏に置いた自分の指の陰が、ちょっと邪魔で、
もっとセピアかモノクロの世界に浸っていたいような。

もう少ししたら、庭から月が見える時間。
月夜に庭で踊る、のも格別のはず。







2009年12月1日火曜日

誕生日

12月になった。
日記のはずがひと月、ほったらかしにした。まあ、予想はされていたけど。

今日のテーマは「誕生日」。
私の誕生日は10月20日なので、今年はとっくに過ぎたのだが、夏頃、誕生日にまつわるお話を聞いて、まさに納得のひと月を過ごしているので、このタイミングで書きたくなった。

そのお話が、他の人にも適応しているのかを確かめたく、データ収集をしている。具合が悪くなった、風邪を引いた、という人目掛けて、「誕生日はいつ?」と聞いている。いや、どーもご協力、有り難うございます。

つまり、このようなお話。
誕生日は、一人一人が大切にしている特別な日で、何年か前に、お母さんのお腹の中から、お腹の外に飛び出した日。それは、その人の人生の中でも屈指の大事件であった日。だから、生きている限り、その誕生日前後は、大きな事件が起こっても自然なのである。そういう周期のなかで生きている。

で、誕生日の前後は体調を崩し易いから、注意して生活する事。昔、食料事情が悪かった時に、せめて誕生日だけでも御馳走でお祝いするのは、特に養生すべき日だから。病気にしても、老衰にしても、誕生日近くに亡くなる人が多い気がするのも、まんざら、気のせいだけではない。

そして、体調が崩れたとしても、誕生日あたりを境に新しい1年が始まると、急激に新しい生命力のようなものが沸き出して、元気になる。

以上のようなお話である。

今年はまさにそれを地で行っている。気がする、あくまでも。
誕生日の前に、風邪を引いた。話題のインフルでは無かったが、ぐずぐずと長引くタイプの風邪。誕生日の当日あたりから快復し、秋晴れの天気に調子を合わせるように、清々しくなった。「あんたが生まれた日ぃも、よう晴れとってんで〜。」と、以前母が言っていたのを思い出し、まさに、「新生、勝部だわ!」の鼻息(息吹)。

その調子の良さが、1ヶ月以上続いている。勿論、新しく頂いた命!を大切にしながら生きている。後11ヶ月、持つだろうか?いや、きっとどこかで、ひゅるるるる〜と・・・・_:_

それで、みなさん、いかがでしょう。思い当たる節は無いですか?
そんな気、して来ません?


ひと月前に気持ちがさかのぼり、所謂、逃避旅行をしています。
現実(現在)は、またしても、締め切りに追い立てられて、
書類とか雑用にこんがらがって*つまづいて〜の日々。
ですが、まあ、ほんと、元気で良かった。
誕生日のお陰さま???だわ・・・・・。

2009年10月31日土曜日

今月は大きな黒字。気持のお財布はね。

10月が終わる、あと1時間程で。そんなはずじゃ・・・
色々あった10月神無月。誕生日まで到来(美智子さまとご一緒でして**)。物理的には歳を取る。色々あって、色々忘れた。暖房も冷房もいらない良い季節。人工的でない環境にいれる事で、少し、自然に、動物に、近づいたようにも思える。ガウ〜。

今月最終日に、嬉しい事、そのうちのふたつ。
お友達から、有機野菜のお裾分けをもらった。感謝して丁寧に食べた。汁にしたり、油で炒めたり、生のままかじったり。。。えせエコのキャンドルナイトにして。
その際に、応援に引張りだされたのが、しょうちゃん自慢のランプ(吉祥寺のとある店で購入らしい)。アルコールはあったが、芯がないまま、灯されずじまいで4年も放置されていた。コットン100%の紐さえあれば!!!と近所のスーパー、OKを探せど、見つからず。諦めて帰宅。ふと、腹がキツい、という理由から、ユニクロのスウェットパンツの、用を成さないベルトの紐を、するっと抜いてみた。ああ、これだわ。ランプの紐!!!
なんと言う偶然、呆れる程のパーフェクト。
スウェットパンツの紐の幅と、ランプの芯通しの穴が、これ以上無い完全コラボ。火をつけると、奇麗に灯る。ああ、「大草原の小さな家」みたい!ローラインガルスワイルダー!!!

有機野菜に端を発して、キャンドル&ランプナイト。エコロジーかどうかは計算しないで、こころ満たされた秋の夜。。。。


そして、二つめ。
そのキャンドルナイトの真っ最中。こんな時間まで、佐川急便は働いている。フェスティバルの英語版チラシが出来上がって到着。仕上がりは上々。まるで海外のイベントのような雰囲気が漂います。表面は、トルコ石のような奇麗な色に、にっぽんれっとうが浮かんでいる。良い事をしてるんだなあ〜、と自画自賛に走るにも十分な出来上がり。ですよね、しょうちゃん。
うっかり、作った事に満足して、チラシを撒く事を忘れそうです。500枚限定。有効に撒いていこう。これで勢いがついて、本チラシにかかります。近所で、「ぐいっ」と音がしました。前に向いて進んでるんでしょうね。

今月最終日、有終の美。気持ち満たされて、減収入を忘れて生きていられる。うまく出来ている。(アホ)

明日から11月。
ブログに真面目に取り組もうと思う。事件に巻き込まれたり、容疑者になった際も、その人のブログって、結構、役に立っているんだなあ、と昨今に事件報道から密かに決意する。いや、まあ、あまり知らない人にまで知られても、なんだなあ・・・な、駄文。だから、もうちょいと、愉快な文章力ね、目指しますよ、きっと。

2009年9月21日月曜日

ナレポン、インプロ、フォトコンペ・・・

9月は、こんな月だった。
と、まだ十日程残しているけれど、早々締めたい気分。

月頭に、インプロのパフォーマンスをした。
3回公演という難しい条件ではあるが、
楽しいメンバー、頼もしいスタッフ、踊りやすいスペース
何にも文句の付けどころがない。

付けるなら、私の気の弱さか。な、まな板の上でやってみたら、
反省や悔いは残りつつも、まずまず気持ちよく終わった。

終わってから、いただいたDVDを見なおしたら、
やっとミュージシャンたちの音が耳に入って来た。
あまりに自然に演奏してくれているので、
本番中は、呼吸をするかのように、無意識に耳に届いていて、
何の楽器でどんな音だったやら、皆目、聞こえていなかった。
珍しい現象です、と言い訳というか、讃辞を述べてごまかす。


ナレポンが来た。
ナレポンとは、オーストラリア在住のタイ人ダンサー。
ひょんな事から、しょうちゃんと私を探し出し(見ず知らず)、
日本に行くから、コラボレートしない??とメールして来た。
一応、受け入れ先として書類を書いたりした・・・。
お能の勉強を京都でしばらくして、
コンテンポラリーダンスを東京で3週間する、とのこと。
一か八か、で承諾し、ついに、9月頭、ナレポン、東京に上陸。
合計5回ほどリハーサルをした。
「仏教」とか、「間」とかにピンと来るらしい、いかにも日本好き。
今日はその最終日。
前半はほとんど、漢字の勉強と、気功のエクササイズにあて、
後半は設定のあるインプロをしてビデオに撮って感想を述べ合っておしまい。

特に、彼女にスペシャルなものを感じなかったが、ちょうど良い存在をしてくれる。
嫌なものを持ち込まない。
今日は、その最小限でいることに、非常に感謝した。てんこ盛りのダンスや作品が氾濫する中で、多くの人が自分を見失って、やたら大声で叫ばなければ、と駆り立てられている。今日は、その風潮や大騒ぎから、1ブロックも2ブロックも離れた所で、静かにしていられる。静かで、地味で、素朴で、穏やかで、それが十分である、という気持ちでダンスをする。あなたと強い意識で繋がってますよ〜と大声を出さなくても、あなたのやってる事は十分尊重してますから、大丈夫ですよ〜、な気持ちで好きな事をしていられる作品。3人が3人、独立しながら、主張しすぎず、相手を無視する訳ではなく、ケアする事もない。
それでいて、流れができて、終わりがある。(始まりは、ビデオを回し始めるってのだけど)
緩いのに、何かが強い。心地良い充実感である。

コラボレーションは5時過ぎに終了。ナレポンは原宿の路上ダンサーたちを撮影に行くと、出かけていった。驚くほど猫背でいそいそと。不思議な人だった。なんだか有り難う。

本日の私、「野望」と「素朴さ」を併せ持つ、を目標に。。。。


写真は、9月のテーマ「お家を撮る」コンペです。
すべて、うちの一部です。さあどこでしょう?





いいちこ、昔から良い銘柄だと思っている)

2009年9月11日金曜日

Tama Zooコース

地域密着型アーティスを目指して、行ってきました、うちからモノレールで二駅の多摩動物公園。晴天に恵まれ、起伏に富んだ敷地をてくてく。秋風と、早くも金木犀の香りなど嗅ぎながら3時間。見応え十分。
写真で綴る本日の遠足、スタート!

今日のいち押しは、これ。
私の分身。なんか、恥ずかしい特徴。
確かに、首はよく回すさ。

最近のカメラ、寄れる寄れる、ダチョウの胸肉あたり。


ナイスキャッチの瞬間、と言いたいが多分ハズしたペリカン。


立ち上がった後、吐いてた。吐くまで立つのか???


こっちは無理強い。どこの社会にも、こんなオスがおるのね。
いやん、やめて、人が見てる・・・

で、憂う長老。
んがっ。

水牛温泉 ♨
のんびり〜

で、私も♨「お風呂の王様」多摩百草店に。向かう途中の秋の夕空。


絵に描いた本物の餅のような身に余る幸福感。(完)

2009年9月6日日曜日

「4」

「4」に、出演中です。
神楽坂セッションハウスにての、パフォーマンスです。
明日(6日)までやってます。
まだ予定が空いている方々は、是非、お越し下さい。
20分という時間が、それぞれのアーティストの世界を、ぎゅうううううううっ!と濃厚に短縮させ、4作品どれも、味が濃いのが魅力のプログラムです。

その中で、一番、薄味、つまり素材の味を尊重したのが、鹿島聖子のインプロ作品。勿論、私、これに出ています。私たちダンサーや、ミュージシャンそれぞれが、自由意志を尊重してもらっての、グループインプロ。ダンサー冥利に尽きます。尚かつ、お客様や、スタッフ(照明も音響も舞監も補佐も)とのコラボですから、あなたがいらっしゃると、作品も、変化します。微妙にね。

「そこにいた全ての人に、幸せのエネルギーを届けましょう」
なんて、口が曲がっても恥ずかしくて言えないような言葉を、最近、聞きました。そしてダンサーとして、それを目標に持つようにと、お達しがありました。
あまりに、直球過ぎて忘れがちですが、なんでもあり!の現代においては、実は、最も無くてはならない基本中の基本かと思います。この事を、これから舞台がある限り、考えて行こうと思います。なので、まず、わたくし自身が幸せにならせていただきます。(勝手にどうぞ、ですよね)
今日の差し入れスウィーツをこれから頂きますわはは。

明日、神楽坂セッションハウス(新宿区矢来町158)にて、お待ちしています。
3時からと7時からの2回。
3,000円(予約)、3,500円(当日)です。

2009年9月3日木曜日

おばいけの味噌汁

と、聞いて、「おお!」と唸る人は、
「おたく、関西?」

大阪を飛び出してから偶然出くわす事は皆無だった、
この「おばいけの味噌汁」。
おばいけ、=さらしクジラにお目にかかる事も、今では難しくなった。

本日、本当に久しぶりに作って、食べた。
なんと懐かしい風味。
味以前で以後の、風味のレベルに訴えかける、
この口の奥の鼻との間で起きるなんともはかない現象。
そう言えば、大好物だったし。

勿論、そのまま酢みそを付けて食べるも良し。
しかし、熱い味噌汁の中で溶けてしまうまでに急いですする、この食べ方は、
刹那的で一刻の猶予も許さず、真剣に向き合える。おばいけに。
「おお!」

味噌汁、写真がないのね〜とお気づきのあなた。
当たり前です、撮ってる暇に、とけてしもたらあかんわいっ!

懐かしさで言えば、もひとつ。
先日、江東区森下駅前で、自転車のお相撲さんにすれちがったら、
思いきり、天花粉、ベビーパウダー、シッカロールの香りがした。
なんだか、超・嬉しかった。

やはり、鼻って、持つべき器官。

2009年9月1日火曜日

やめると、はじまる

いや、正確には、
辞めると始める、
だ。

昨年から今年にかけて、「やめる」をいくつか決断した。
それは、終わりではなく、何かの始まりになりうる事を、実感するこの9月。

まるで、
「お金はね、使わないと入ってこないのよ」と
のたまっていた某大学某教授の言葉のように、
negative転じて positive。マイナスはプラスへ。

お金も、ポジションも、店子(貸家を引き払いました)も、
全て、コマを動かす(流通)ってことが、社会の仕組み。
望むらくは、仕組みの中でスパイラル的に自分の人生が少しずつ、
上昇している事なのだが。。。


2009年8月19日水曜日

すぐやる。

すぐやる。

これ、なかなか難しい。
思ってはいても、後回し〜が、この人生に山ほどある。

先日、この性格からは信じられないくらい早く行動した。
下の写真が、その2例。
どちらも食べるもの。(だから早かった???)

最近お世話になっている、気功の先生から教わった、
ちょいと珍しいお料理。

緑豆と白キクラゲの煮物。
暑い時期には、体内の熱を処理してくれるので、とても良い。
しかし、
豆を戻すにも、柔らかく煮るにも、「時間と愛情」が必要。
で、この二つを惜しみなく掛ける心の余裕を教わった。
出来上がったら、本当に美味しい愛おしい。
と言いながら、あっという間に食べきりましたさ。



お次は、これまたお馴染みの端噛み生姜。
ってこんな字で良い???ハジカミショウガ。
三杯酢漬けです。

これは、出来上がりを買うものだと思っていたら、
その気功の先生が、作り方(実に簡単)を教えて下さいました。
この写真は、まだ途中。生っぽい。
そう、次の日くらいが食べごろ。
慌てない慌てない。

この二つのレシピ、知りたい方は、ご連絡下さい。


以上は例外として、
「すぐやる」と思いつつも行動していないのが、
地震対策。

・食器棚の扉、何とかしろ企画。
・リュックに賞味期限前の乾物入れとけ命令。
・給水車が来た時、
 貰いに行く水ボトル大きい方が良いよね提案。
・歩いて帰宅の為の足腰/道順調査実行委員会。

これら後回しになってここ何年。

すぐやる。
は難しい。

夏休みの宿題、
苦しい8月最終週。

原稿依頼、
やだやだ。

お金払うの、
なぜかぎりぎり。

もうすぐ9月だ、年末だ。
ひとつでもすぐやって、勝ち誇ってみたい。
誰に?
すぐやらない人に。
??・・・ふん、自分やんか。



2009年8月12日水曜日

今日もタダ!などなど

8月に入ってから、今日は最高に落ち着けた1日。
地震や台風、それ以外に個人的には横波にあおられつつ、
舵取りいっぱあああああい!
で、気がつけばもう暦は秋だしお盆です。

朝からよい天気。しかも今日は多摩から一歩も出なくて良い。
自分らしい在宅の仕事が少し捗り、気持ちがやや落ち着きました。
早起きすると、1日の時間が長く感じる。こんな事に、
ようやく気がつきました。何十年も生きてて。

今日のクライマックスは、「せいせき多摩川花火大会」。
昨年は悪天候で、というか、その前年の事故で怖じ気づいた主催者が、
早々に中止を決めてしまった(ような)。
今年は順延しての開催。
穴場スポット情報も得て、夕食も早く済ませ、いざ出かけん!
とて、試しに自宅マンションの上階に登ってみたら、
なんとなんと!!!!くっきりはっきり、何にも遮られず、よく見える。
超、幸運!
1時間のプログラムの最後は見事なエンディングで、
マンション中から拍手が聞こえて来ました。

で、またしても、タダであることに感動。
自宅マンションで見れたのもお得感たっぷりですが、
交通費も入場料もイカ焼き(ってのがあるのかどうか)
にもお金を払わず、こんなに感動してる、私。
間接的には投資している事は理解しましたが
(住民税やら京王電鉄乗車賃やら・・・)
エクストラには苦労しないでも、心が動き、
自分の中のFC (Free Child) が叫び出す。

なんか、良かったなあ・・・

下は、そのラストシーンに向けての激写3連打。
写真としての質はともかく。
最近話題のタレントのトランスしていく感じに似ているので、
お気に入り。
どうぞ。


うほ。


あきゃ。


ぎゃあああああ”〜〜〜〜〜


こんな盛り上がった1日の、少し前の昼下がりには、
庭で採れたトマトを窓辺に並べて、最高にロハスな気分。
苗代30円から大きな楽しみを頂いてます。
ありがと〜〜〜〜〜



2009年7月19日日曜日

またしても、「タダ」について考える話

今日、19日の夕空をご覧になった人は多い事でしょう。そしてそれをブログに書き留めている人も、たくさんたくさん・・・のはず。
見なかった人へ。
西に、劇的な雲とその向こうに姿を隠しても尚、後光のように発光する太陽があって、中世のヨーロッパの騎士になった気分で空を見渡してました。そこへ、「凄いわね〜凄いわね〜」の乗客の声(勿論、おばさん)。彼女の見る方向は、東。そう、そこにはスーパービビッドな虹の端切れ。めちゃくちゃ虹色です。虹は虹色です!グレーの空を背景に、我が世の春!?とばかりに彩られた虹の円弧。
それを眺めたのは、田園風景の中、孤高の高さを走る多摩モノレールから。ああ、私達、この時間にモノレールに乗った乗客はなんて運が良いのでしょう!絶景です。さらに、空と雲は季節のカタログ勢揃いのような変化を見せ、金と銀との複雑なデザイン、且つ、シンプルな関係性は、もう、開いた口が塞がりません。

と、そこで思い出すものは。
これ、私、タダで見せてもらってるのよね。(乗車券は310円ですけど)
誰に?・・・空に?地球に?太陽に?
太っ腹で、スケールでかくて、センス良い。

そこで私。
何が出来る?2,000円も3,000円も払ってもらって。。。。
観客の口、開きっぱなしのパフォーマンスが、出来るだろうか。
まだ、出来たためしはない。
いつか出来そうな頃には、タダパフォーマンスにしよう。

ここまでショックを受けている。やはりタダほど高いものはなかったね。

2009年6月16日火曜日

電車劇場

最近、電車で起きた個人的ウケ話、3連打。

☆1
朝の南武線。その日は運が良かった、座れた。
うつむいていたら、半分、夢の中へ。声が聞こえる、女?
ハスキー、個性的でよく通る声。
え、自問自答? 一問一答? 何故? 
朝の通勤電車で、ひとり言?
しかも落語のような会話形式。
ああ、眠ってる場合じゃない。何故だ。。。

二人の女。見かけは他人のような年の差干支一回りくらいの姉妹?
声、一緒。しかもハスキー。

どうだろうか、姉と同じ声を持っていたら?
想像するに、、、、


☆2
「この電車は〜、山手線、ちょと回り〜」
おい、ちゃんと回ってよ、せめて品川まで。

☆3
午後、南北線接続の東横線。
始発(日吉)で乗ったら、私以外、その車両全員、男子高校生。うわ。
緊張するような年頃ではないでしょうよ、自分の為の考え事に時間を使おう!
が、緊張してたんでしょうね、
気がついたら、私、前のめりにまっぷたつ。
よく眠ってました。

2009年6月7日日曜日

茄子の花

「親の言葉となすびの花は、万に一つの無駄がない」てな格言を最近、親から聞いた。なんて当てつけがましい親だ、と思うなかれ。うちの家族は、よく一般論で会話し、自分がどうだこうだとは話しではない。
母親の言いたかった事は、おそらく、親の言う事には、耳を貸しておいて損はない、何年か後に、思い出す事も多いし。のニュアンス。しかし、今の私に、それより何より嬉しかったのは「そうか、お茄子は花が全て実になるんだ!」という情報。

所変わって、自宅の裏庭。
思いつきで植えた茄子とトマトは、枯れる事無く成長を続けている。しかし、超スローである。スローフードか、お前たちは!!!呆れる。近所の畑の野菜はみるみる大きくなって既に立派な茄子も見かける。うちのはやっと最近、花が咲いた。奇麗な紫の花。しかしこの後、実を付けなければ、私の小学校2年生からのジンクスが再びこの多摩の地でも継承される。頑張れ、茄子。トマトも。

学校でみんなで植えた朝顔も、ひまわりも、ヘチマも、ホウセンカも、ことごとく私が触った種やら苗やらは、途中で枯れた。大人になってからも丈夫なポトスさえもへたれ、サボテンまで枯れてしまった。
ここらで体質改善したい。植物の、ではなく、私の体質。植物と共存できる体質。

この先、ひと月は気を抜けない真剣勝負の期間。見事、収穫の出来たあかつきには、先着2名様まで、うちでの茄子&トマトお料理会にご招待します、と言いたい気持ち。いかかでしょうか。

2009年5月10日日曜日

穴を掘る

うちのマンションの前に、穴を掘り続けている男の人がいる。たった一人で、毎日毎日、重機も扱いながら、黙々と穴を掘り、掘り続ける、不思議な男。マンションの管理人さんに聞いたら、「3〜4年前からですよ。掘り始めてねえ。何の為か、分からないですよ〜」。今や、深さ2.5 m、奥行きと幅が7m×10mくらい。不思議な高低差もつけながら、大きな箱庭(?)の様にも見え、あてずっぽうのようにも見え・・・
不可解な人物です。でした。

ところが。

昨日、私も穴を掘ってみた。うちの裏庭に。トマトと茄子を植えるため。「初めての野菜作り」という本によると、まず土をちゃんと作ることからしないと駄目、とあって、即興的に植えたのになんとか葉を付けているコリアンダーは奇蹟としか言いようがないぐらい、今回はちゃんと掘った。その為にスコップ(シャベル?)も購入。日よけ対策、日焼け対策も入念に、単調な重労働を開始。私にも備わってるかも知れないこの手のDNAに問いかけながら。
「骨が折れる」とはこの事か。コツを探りながら、手にマメを作らないよう、体勢を変え、右左もスイッチし(私はある範囲で両手効き)黙々と。黙々と。

あれ? 黙々と。 あれ? 
何だろう、この感覚。辞められない。
もう目標の深さと広さには達したはず。しかし、身体が止まらない。
何だろう、誰かに思い当たる。
そう。そうだ、あの男。穴堀り男。
腕が北京ダックのように日焼けして、いつも真剣な顔のあの男。つらいのか、嬉しいのか、なんて表情からは読み取れない顔の男。

単調な反復の動作は、あるリラクゼーションをもたらす。らしい。
ひょんなことから、心身ともに地中の方向に向いて、セミの幼虫に挨拶したり、粘土の匂いにうっとりしたりしたが、私は、明くる日の腰痛を懸念して、なんとか止める事が出来た。彼は私よりずっとずっと強靭な肉体を持っているから、この動作を止めずにいるのだろうか。明日もまた掘り続けるだろう。目標は塗り替えられ、どんどん先に先に進んでいく。誰も止められない気迫の顔。

幸か不幸か。。。

2009年4月30日木曜日

タダは厳しいよ

昨日、今日と、CIFJのポストフェスティバルをした。(@森下スタジオ)
昨日は、2月のフェスティバルに参加した人に集まってもらって、フェスティバルに対する意見や、感想、希望などを聞き、また印象的だったワークを復習するような時間を持った。
そして今日は、オープンに募ったお客さんの前で昨日からの参加者の人たちとで、ショーイングをし、フェスティバルのビデオ鑑賞と報告会を催した。

詳細は省くとして、この二日間で心に残った感情は、

「タダだから、厳しく臨む」。

今回の参加費は、タダ、である。踊る人も、見る人も。
厳しいのは、こちらから、参加者&観客へ、である。
何故?
何故厳しくしたくなる?

右往左往と思いは彷徨って、答えに至るルートは複雑なので省くとして、
結局、労働に対しての何らかの見返りが欲しい人間なのである私は。それが普段はお金を請求する。今回は、お金は請求していない。では、何が得られるのか?何が欲しいのか?
それは例えば、時間厳守。例えば自主性、主体性。例えば心意気。例えばコメント。例えば、アクティブな参加の仕方。例えば動機。例えば持久力、持続力、、、 
ではないだろうか。。。

欲張り?
  ・・・・・・

今回(ポストフェスティバル)は、本フェスティバルに参加した人の多くに、参加して欲しかった。たくさんの観客にも集まってもらいたかった。その為にも、参加費をタダにした。その思惑とはウラハラに、ちょうど良い人数(予想の半分以下)の、熱心な人が集まった。しかし、それでもなお、もっともっと届かせたいし、分かって欲しい、真剣になって欲しい、という願いがある。
その意図を伝える為の時間や方法が不十分でもあることは承知。
そして根本的に、タダで参加出来るものに対して、みな戸惑いがある。どのような「つもり」で参加すれば良いのか分かりづらいと思う。

それにしても難問。
お金の介在しない社会や関係って、少し憧れる。
そうしたら、自分という人間をもっとよく理解出来るだろう。一体、自分は強いのか、弱いのか、バカなのか、媚びるのか、賢いのか、薄っぺらいのか、自信を持つのか、なくすのか。やっぱりゲンキンなのか・・・

思考、まとまらない夜。

それでもポストフェス、やって良かったという充実感の夜。

しゃべり過ぎで酸欠で頭痛の夜。

一気にみんなの前で吐き出した反省点を、
一つ一つ来年に向かってクリアしていかなきゃ、の決意の夜。

明日の朝には、消したくなってるだろう、このブログ・・・
マイナーだなあ、今夜は。




2009年4月23日木曜日

びゅんびゅんウォーク!なんだけど

本日、念願の靴を買った。靴の底に、私の大好きなフィジオボールっぽいものが付いているやつです。R社のなんと、14800円もする!スニーカー。ボールに過剰反応する質なので2月の発売から気になって気になって、やっと、買った次第。基本的にウォーキングシューズで、歩いているだけで、ハムストリングスとか、ふくらはぎが鍛えられるという触れ込み。試しに履いてみると、「???何これ?ふつーやん」と、かなりなバランス力を試されるものと覚悟していたら、あっさり普通の靴のような履き心地。うぐ、止めようか、どうしよう。十分迷う値段だ。しかし、今日の私は、強気な購買モード。これで諦めていては、私の後半生つまらなくなる!と、買いましたよ。そして、徒歩5分近所のスーパーへ行きましたよ。
なんと、びゅんびゅんウォークができるのです。脚が前に振り出される感じで、足指の地面を蹴る感覚が冴える。歩幅もぐんと広くなって、気持ちよい。そりゃあ、14800円です。きっとスリムになって見せましょう。と誓いの春でした。

しかしまあ、今日は、付いてない事もたんとあった。
1)洗濯機が壊れた。ようだ。このタイミングで壊れないで欲しい(いつもだけど)。脱水が効かなくなって、ドラムの中が焦げ臭い、やばい。あああ。
2)大学の教室変更の希望を出したら、ぐるんぐるんたらい回しに。組織って、大変ね。あげくは、学生課の人、私に向かって、「あ、その時間は無理です、勝部先生が使っておられますから」と。「私が勝部です!!!」
3)先ほどのスニーカー、買った後、品物を渡される時に、「今日から靴の下取りキャンペーンです。古い靴をお持ちになると、1,000円券引き換えて使えますから」と、しゃあしゃあとのたまう店員。そんな重大なこと、買う前に言え!!!家にも履かない靴の二つや三つあるんだーーー!。と、ここまで来た怒りを押さえ(結構笑ってたけど)、その事は忘れるつもり。某デパート、ハルクの店員さんは、人当たりは良いけど、話しの順番、うまく間違えてくれますからね、要注意。

盛りだくさんの水曜日。
レイとマイケルとジェニファーから続々と返信が来て(何の話しや)、来年のフェスティバルもめっちゃくちゃ充実しますよね。やる気もりもりです。


2009年4月3日金曜日

腰痛レポート

今日は多摩地方も春のよう。って春なんだけど。
少し歩いた。よちよち、ではない。そんな可愛らしい感じではなく、何故だか自分の叔母(高齢)を連想させる年寄りの歩き方だ。小股で腰が曲がり、肘が後に出て、そのくせ手先は何にでもつかまってやろうとがめつい感じ。さらに、上半身が半身ほど右に偏ってしまった。ぐきっと。ちょっと人工的な生け花みたいです。
水曜(=四月バカ)に初めて行ってみた整形外科で、レントゲンの結果を待つ間にあてがわれたストレッチと牽引を、おとなしくこなしていたら、牽引の直後、再度の超*激痛が襲い、唸った。固まった。泣きたかった。
流石の能天気も、今回は、悲しかった。機械に自分の身体を任せる事にもう少し慎重にして、できれば拒否すれば良かった。次の日に目覚めたら、「昨日はほれ、エイプリルフールやんけ〜」と、痛みが無くなっていれば良い、と願った。
非常に混み合う整形外科では、本来取るべき順番を、客(患者)をさばく事を優先してひっくり返す。レントゲンを見てからリハビリメニューを決めるべきだっただろうし、痛めたてホヤホヤなんだから、そんなにむやみに引っ張らなくても良かったのに、とは後の祭り。病院に慣れていない自分は、医者の言いなりになっていたもんだ、と反省。レントゲンで医者が私の骨を外から見ても、その骨の持ち主の私の感覚には及ばないはず。と、次回があるならもう少し自分に自信を持とう!と思う。こんな性格なら、振り込め詐欺にもやられかねないわ、と今日届いた定額給付金の封筒の注意書きに見とれる。あ、給付金。貰えるものは貰うけど(勿論!)、この制度には賛成しかねる。なんだか、バカバカしい。プライドが傷つけられるような不本意な気分。あら、そう言えば今回掛けた治療費とどっこいどっこいじゃないですか。結局、給付金ってぎっくり腰みたいなものだったのかしら。
ええい!来週は花見するぞ!!!


2009年3月30日月曜日

ブログと私

またやってしまった。
続かない、ブログ。
というか、日記的なものにめっぽう駄目な私。
で、今夜は仕事を休んだから、思わず時間があり、こんな時にでも書かないとと。
休んだ理由は、ぎ・ぎっくり腰である。ぎは、偽かも知れない。自称、ぎっくりであり、帰宅後は鼻ぢまで出して、びっくりである。昨日のリハーサルにて、自分の振付けにやられた。なった理由を探したが、思い当たらない。強いて言えば、昨日は思いのほか調子よく身体が動いていた。それが仇となった。かな。
疲れ?コンディション?ウォームアップ不足?試しに着ていた衣装?でなければ、加齢?等々、他の事も考えられるが、多分、調子に乗り過ぎだと思う。
それにしてもショックである。何がと言うと、その時の動きは、弾みをつけて身体を後に反る動き。この上半身を反る事に、私は大きな憧れを持っていて、多くのスターたちが放つ胸のチャクラの開き具合を、この上半身のそり度合いで計れる、と以前から考えているからである。浅田真央ちゃんも、キム・ヨナも、はたまた藤原紀香も、この上半身の柔らかさが、彼女等のオーラや輝きの訳だ。こんな事を本気で考えている。というか、こんな話しを聞いたから信じている。ああ、やはり、自分には輝く為に必要な身体の条件が備わっていないんだなあ・・・と。
ショックである。

ついでだから、最近の2ヶ月にあった事を、「ブログと私」に載せて、時間さかのぼりでお伝えします。
1)ブログを褒められた。
ダンスでご一緒の素敵な女性から、「ブログの文章、面白いですよねえ」と。「頭良いですよねえ」とまで彼女(
れみれみ)は言った。有頂天である。だからより一層、ブログにブレーキが掛かり、書けない。
2)松山に行った。
温泉は本当に素晴らしい!と、八重さん企画のハードスケジュールをこなしつつ、ともちゃんに連れて行ってもらった東道後温泉で感じた。本当の目的は、松山大学のダンス部の皆さまとコンタクト・インプロビゼーションをする事。みんな、可愛い!そして、人懐っこい。素直。スタミナ。柔軟。若い。
ほうら、そのどれも欠落している私。せめて口は滑らかに、とよくしゃべっり倒して来た。ので満足。
3)CIFJをなんなくこなした。(なんなくの部分、嘘)
一大イベントのコンタクト・インプロビゼーションフェスティバルジャパン2009を2月に終えた。東京と金沢で繰り広げた国際企画。精魂尽き果てた、とはいかないまでも、もうやらない!と断言したくなる、もし参加者達のあの笑顔を見なければ。
色々あった。真の意味での国際化は、まだまだ難しいもので、ようやくその難しさを知り始めた段階だと思う。それはさておき、やはり、参加した人たちの本当に嬉しそうに人と踊る、インプロで踊る姿を見ると、やってよかった〜と疲れも吹き飛ぶ。
その事後処理と計算とか、まとめの文章とか、反省とかしているうちに、3月が終わった。明日の最後の1日は、その反省会で半日費やされ、夜は、動けない自分の身体を運んでリハーサルをする。もうすぐ4月。新学期。またブログに取り組む決意を新たに出来るきっかけ。ああ、これではまるで、「1年中、酒が飲める歌」みたいな私。。。。

2009年3月7日土曜日

ぼんやりの勧め

まず。本日のダンスクラスにご参加の皆さま、お疲れさまで有り難うございました。今日の結論は、「ぼんやりは身を助ける」となってしまいましたね。こんなで、良かったでしょうか、クラスとして・・・。
さて、いらっしゃらなかった方々にも、シェアしましょうね。昨日ニュースで見た衝撃事故映像から、どうしたらトレーラーに激突しても生身の人間が無傷でいられるか、の研究(遊び)を考えた挙げ句、武術家の人たちのように「ゼロになるテクニック」を身に付けるべき。ダンサーもしかり。そして、その奥義は、身体も意識もぼんやりさせておく。酔っぱらいが転んでも怪我をしないように。となり、そのプロセスから、今日のクロスフロアーのコンビネーションは、最後にパートナー(その時いきなり出現)に、「バンッ!」と倒される、そしてニコニコ起き上がる。で仕上がりました。
調子に乗ってこんな実験も。抱え上げられた人の足が床に下ろされた瞬間を、抱えていた人に悟られない工夫=リリースの技もしました。(出典はニナ・マーティンのインプロクラス)さらに、今日の発見は、目玉の力を抜いて、寄り目にしながらやれば、もっと素晴らしいぼんやり状態が作れる。

さて、日常生活でこれを使わなければならない状況は避けたいものですが、跳躍の着地には応用したいなあ、、、と思ってます。

2009年2月4日水曜日

エネルギー、余ってます。

今日は、受け身だった。
まず、整体。自分はぽや〜と寝転がってるだけで、筋肉や骨を動かしてもらった。気持ちよい!!!!
ところが、先生の気が強過ぎたか、内蔵が大騒ぎを始めて、ピ〜ンチ!やや緊張感も孕みながら何度も意識を失い漂う。

夜は、素人の為の映像ワークショップのレクチャーを受ける。おとなしく座って人の話しを聞くのって、意外に久しぶり。無料!にも関わらず、惜しみない情報と丁寧な解説で3時間余り。自分の容量にはみ出す知識を与えてもらった。ノートはしたものの、東大生のように美しくはないし、明日見ても自分で意味不明だろう。しかし、ダンスと映像の絡み方、共存の方向性、立場を変えて考える事、などなど、一杯知恵は授かった。ありがとう、先生!

で、受け身の今日は、頭の中はいっぱいいっぱいで疲れたとは言え、自発的に筋肉も使ってないし、なんだか、消費していないカロリーが沢山余っている。そうよね、なんでもバランス。入れるのと、出すののバランス。受け取る事と、創造して送り出す事のバランス。教わる事と、教える事のバランス。自信を持つ事と自分を自覚する事のバランス。そうよ、私は天秤座。腹筋してから寝ます。

2009年2月1日日曜日

「new」と「old」と「その間」

今日は、刺激を沢山、受けた。
結論は、「new」と「old」と「その間」を考えること。

昼間には、子どもたちのためのインプロ公演を見、夜は、ワークショップ参加者も含めたダンスインプロ公演を連続して見た。
昼間、客として会場に来ていた「new」な人々、つまり子どもたちは、本当に気ままに自由に舞台上に出現し、パフォーマーの誘導にもほんの少しだけの遠慮を向けただけで、ほぼ気持ちの赴くままに行動していた。その存在は、大人には不可能な超意識(?:この言葉の正確な意味をあまり知りませんが)に乗っ取られている。超、羨ましい。

夜は、ワークショップ参加者と、そのリーダー(講師)と、ゲストたちの所謂大人のインプロパフォーマンス。
パフォーマーは、概ね、「old」と「それ以前」に分けられる。「old」と言っても、高齢者、ではなく、経験の豊富な人という意味で。まあ、実年齢はアラフォーって言うか、広い範囲のアラフォー。「それ以前」は、昼間の「new」達より、断然年上だが「若い」に入る人たちだろうか。

人間を含め、おそらく全ての物の基準は、新しいものと、古いものに価値が置かれる。それには理由がある。(ここでは割愛)そして、「その間」は、時間が司る次元においては、中途半端で価値が低い。それには理由がある。(ここでは割愛)

ダンス・インプロビゼーション・パフォーマンスの場合、「その間」の世代に、私は大いに期待しつつ、大いに勉強して欲しい、と感じる。ダンステクニックだけでは事足りないインプロパフォーマンスの世界は、人間の成長(老化とか、加齢とか、エイジング)を優しく受け入れてくれるジャンルだと思いたい。人生に何度かの挫折を味わった後に出来る表現の世界は、成功体験だけで生きている世代にはまだまだ出し得ないものがある。
私はこれからも、たっぷりと、挫折や、失望やあがきを浴びていくはず。それは、実は、実に、良い事。

アラメ!!!!???

昨日までの雨がやっと止んだ。
で、晴れたら嬉しい。雨も嬉しかったはずなのに、晴れはハレか、やはり気持ちが気圧に影響されてオクターブくらい上がっている。しかし、思考とか連想とか空想とかには、優しい雨が降ってる方が良いみたいに思う。

昨日の雨の空に思い出した事。。。。。@駅ホーム
その昔、「ポルトガル語にも”アラメ”という言葉があるよ」とブラジリアンのフェルナンドが教えてくれた。
「え、アラメェ!????」
驚くにはうってつけの音だ。
「アラメって、海藻だよ、日本語は」と私。
「アラメinポルトガル語は、ワイヤーなの。鉄線?かな」
「ふうん・・・」
それがどうした、「ありがとう」と「オブリガ〜ト」ほどの関係性も見いだせず、私は、ただ脳みその雑学事典に放り込んだまま、16年ほど経った。
何故、思い出したのか、不明。
雨粒の落ちて来る空と自分の間には、確かに電車の為のワイヤーがあって、先日のニュースで、それを盗んでお金に換えていた元電力会社の中年男二人組のことをやっていたことを連想し、電線とか、鉄線という日本語を思い出す前に、頭の中では「アラメ、アラメ、アラメ・・・」が大合唱だった不思議。

あ、そうか。今わかった。

「アラメ」と「雨」は一字違い。そうだったんだ。

今日は、ブログ連載、努力の二日め。そう、明日は「三日坊主」にすら、なれるかなれないかの瀬戸際。
100円、賭ける?

2009年1月30日金曜日

「復活」と「ショック」

案の定であった。やはり私にブログは向いていないのである。しかし、今年の抱負は、「人情」と「やり直し」。
その「やり直し」を何度でもやったろう!と今日、決意してみた。昨年の流行言葉のひとつに、「初めからやり直します」というのがあって、一部(極小)で流行っていました。私流に、「何度でもやり直します」として、今年一杯はせめて頑張ります。

復活を掛けて、今日は、先日あった話なんぞ。
家で、ベッドの下に潜り込む競争(遊び)をルームメイトのしょうちゃんとやっていた時の事。
足の方から入って、頭まですっぽり隠れる、のが目標。しょうちゃんは腰の辺りで手こずりつつも、なんとかできた。私は、おしりは余裕で通過、がしかし、胸の辺りがつっかえる。胸ですよ。胸。ただしこの場合、胸郭、肋骨、リブケージ!!!!まあるい脂肪の部分ではなくて。自分の胸板の厚さを実感した一幕でした。無理をすれば、(=胸でベッドを押し上げれば)全身隠れる事が出来ました。ショックでした。強盗が押し入った時にしょうちゃんはベッド下に隠れる事が出来るのに、私は身を隠せない。やばい、私だけ見つかってしまう。。。
の、遊びになってしまったようです。
なんの為にこんな事をし始めたか、なんて理由ないです。以前は、「人生で初めての事を1週間に1度はやろう年間」があってそれにこだわって、面白くもない事をやっきになって、初めての体験遊びをしていたように思います。最近は無理に考えなくても、無駄で無意味な事を自発的に楽しんでやる事が出来るようになったみたいで、加齢って素敵だと思う。

ところで、現実の生活は、背に腹を代えれない状況が続き、まさに冬の時代。だから、たまにバカバカしくても大笑い出来る事を探しているのかもしれません。

CIフェスティバルも間もなく。
予感としては、昨年より、ぐっと落ち着いて大人な時間になる事でしょう。世界を股にプロフェッショナルな仕事をしている人たちが、初顔合わせもあり、一緒になって挑むパフォーマンスや、それぞれの得意分野を惜しみ無く提供してくれるワークショップもあり。インプロをもっと身近に、もっと深く人生に取り込んで行く事も、この人たちを見ていると素晴らしいなと思わせてくれるでしょう。
ううむ、楽しみだ。